経営戦略の階層性とフレームワーク

戦略には

企業戦略(全社戦略)、事業戦略(競争戦略)、機能別戦略

3つの階層があり、それぞれ使うフレームワークは異なります。
階層が整理ができていないと、

使うフレームワークを誤ったり、

わかりにくい報告書となっていますので注意が必要です。

 

 

Marketing

 

 

①企業戦略(全社戦略)

企業戦略(全社戦略)は、

経営者が描くありたい姿に対して、
どのように経営資源(人、モノ、カネ)を配分していくかです。
それに対応しているフレームワークが企業ドメイン、
PPM(プロダクトポートフォリオマネジメント)などです。

 

②事業戦略(競争戦略)

事業戦略(競争戦略)とは、

競合にどのように勝つかを考えることです。
具体的には、顧客に対して、どのような価値を

提供するかを決めることです。
これに対応するフレームワークは、

3C分析、バリューチェーン分析などです。

 

③機能別戦略

機能別戦略とは、

事業戦略を実現するために、購買、生産、販売など、

機能ごとの戦略となります。
これに対応するフレームワークはマーケティングでは4P、

生産ではQCD、設計・調達・作業などが挙げられます。

 

 

以上のように経営戦略の階層を理解することで、

戦略コンセプト、分析ツールを適切に使うことができ、
分かりやすい報告書につながります。

 

 

▲pagetop