ホワイトボードを使う理由
私の経営診断ではホワイトボードは必須ツールです。
その理由をご紹介します。
①事実誤認がなくなる
ホワイトボードに書きながらヒアリングを進め、
もし、認識違いをしていると
その場でクライアントが指摘してくれます。
そのため、事実誤認がなくなり、後での修正が少なくなり、
生産性低下を防ぎます。
②議論をコントロールできる
クライアントの中には、想いが強く、発言が長い方もいます。
話が長い方の場合、
「ホワイトボードに書ききれないので、簡単に言うとどうなりますか?」
「早くて書ききれません。もう少しゆっくりと話してください。」
といった具合に議論をコントロールできます。
③発言者と意見を切りわけることができる
日本の組織は、「何を」よりも「誰が」が意思決定に大きく影響します。
ホワイトボードに書くことで、発言者と意見のつながりが切れ、
「何を」に集中して議論しやすくなり、
本来やるべきことが明確になるのです。
④参加者の集中力が増す
皆がホワイトボードに集中し、議論が早くなります。
中小企業診断士の実習などでは、
メンバー全員がホワイトボードの前に立ち、
議論するチームは議論が早いです。
⑤納得感が増し、実行につながる
意見をホワイトボードに書くことは、しっかりと聞いているという
合図にもなり、ひとり一人が議論に参画したと感じます。
そうして出た結論は実行につながりやすいです。
以上、ホワイトボードを使う理由についてお伝えしました。
正直、パソコンに入力しながら
ヒアリングを進めるほうが、
改めて打ち込む必要がないので楽なのは事実です。
しかし、ホワイトボードで見える化する議論のやり方に、
メリットを社員が感じ始め、
会議でも取り入れるようになると、
急激に会社が変わり始めます。
会社を変えることを目的に考えると、
ホワイトボードに軍配が上がるのです。